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女性ベーシストの代名詞と言っても過言ではない？タル嬢は、オーストラリア・シドニーの出身。高校を中退してアメリカに移住、17歳からベースを手にしますが、その2年後にはチック・コリアやオールマンブラザース、ハービー・ハンコックなどのバンドメンバーに起用され、さらにはジェフ・ベック・グループのパーマネントメンバーとしてライブアルバムもレコーディングされるなど、世界の一流ベーシストの仲間入りを果たしています。


邦題『哀しみの恋人達』。このスティービー・ワンダーの美しいバラードをジェフ・ベックが最初にレコーディングしたのは30年以上前のこと。以後、ステージでは重要なレパートリーとなっているようですが、元々ベースソロはありませんでした。まさに、タルのために用意されたベースソロ・パートで、ジェフがいかにタルを可愛がっているか分かるというものですね。
ジャズのスキルをビンビンに感じるアドリブプレイは圧巻で、娘？を見守るようなベックの表情も見どころでしょう。